太田和彦さんが青森・八戸市で横丁文化と再訪の名店を満喫

紀行

今回の旅先は青森県八戸市です。太田和彦さんが、早朝から賑わう朝市と、夜ごとに人情が灯る横丁文化の魅力を味わい尽くします。

港町の朝に広がる圧巻の「館鼻岸壁朝市」

太田和彦さんが早朝に訪れたのは、以前から一度は行きたいと願っていた「館鼻岸壁(たてはながんぺき)朝市」です。日本一の規模とも称されるこの朝市には、夜明け前から300軒以上の露店が立ち並び、港町の活気が満ちあふれています。

香ばしい焼きホタテを頬張りながら「気持ちいいなあ。気分は寅さんだよ」と太田さん。眠気を吹き飛ばすような人々の賑わいと新鮮な海の幸に触れ、朝の港町を満喫していました。

八戸ならではのユニークな風景

市場を後にした太田さんが向かったのは、漁港の向こうにある「蕪嶋神社」です。小高い場所からの眺めも絶景ですが、もう一つの特徴はウミネコの繁殖地として知られていることです。シーズン中は空を飛ぶ鳥たちの「落とし物」対策として、参拝者には傘が貸し出されます。

撮影の日は傘をささなくても参拝できましたが、繁殖期にも訪れてみたいですね。

八戸の夜は横丁巡りで賑わう

日が暮れると、いよいよ「八つの横丁巡り」へと繰り出します。まずは比較的新しい「みろく横丁」からスタートし、昔ながらの風情漂う「鷹匠小路」、そして「たぬき工事」へ。ここはかつてJR東日本のキャンペーンで吉永小百合さんが写真を撮影した名所で、太田さんも記念に同じポーズを取って笑みを浮かべます。

横丁の多さは、漁から戻った漁師たちがそれぞれに馴染みの店でくつろげるようにと発展したもの。太田さんは「あの店もこの店も思い出がある」と語りながら、我が町を歩くように一軒一軒を紹介しています。

思い出の酒食や「山き」で心ほどける再会

この夜の締めくくりに選んだのは、太田さんが長年通っている「山き」。かつて寿司屋だったこの店は、大将の早すぎる他界を機に妻の山道圭子さんが一念発起し、居酒屋として再出発させたお店です。

娘さんの「お父さん以外の人が立つのは嫌じゃないの?」という言葉に背中を押され、暖簾を守ることを決めた女将。その想いを聞いた太田さんは、思わず言葉を詰まらせてしまいます。

店内では、みょうがご飯やあつあげ煮、「かっけ」などの郷土料理が楽しめます。地元酒「蔵物語」とともに太田さんの舌と心を満たしていきます。かつて寿司屋だった名残を感じさせるカウンターに腰を下ろしながら「ここに来ると年を忘れる」と、太田さんはしみじみ語っていました。

「青森・八戸市で横丁文化と再訪の名店を満喫」まとめ

港町・八戸は朝と夜それぞれの魅力がいっぱいです。紹介しきれなかった朝市や横丁の様子は、ぜひ番組をご視聴ください!

太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選 第148回「青森・八戸市で横丁文化と再訪の名店を満喫」はBS11+で配信中

タイトルとURLをコピーしました