本日は銀座をふらりと歩く「銀ぶら」を楽しみます。かつて銀座の資生堂に勤めていたという太田さん、銀座で知らないところはないそうです。ゲストに銀座のタウン誌・銀座百点の編集長・田辺夕子さんをお迎えして銀ぶらをスタートします。
銀座のルーツ
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銀座のルーツは東京、江戸時代にさかのぼります。呉服店が軒を連ねていたエリアが明治維新で一気に西洋化。大正から昭和にかけて文化や情報を発信するモダンな一角となり、戦後の経済復興を追い風に日本を代表する街へと成長しました。
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ゲストの田辺夕子さんと合流しました。田辺さんが編集長を務める「銀座百点」は、かつて太田さんも連載を持ち、2006年からのお付き合いです。田辺さんとは今では呑み仲間だそう。思い出話をしながら銀座を歩きます。
教文館を訪ねて
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1891年(明治24年)に開店した教文館。現在の建物は昭和8年の竣工で、レリーフや階段などに格調高い佇まいを感じさせます。本屋には銀座ならではの書籍や雑誌が並び、太田さんの著書コーナーも設けられていました。
大人の街・銀座での吞み方
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次に訪れたのは、銀座百点の創刊と同じ年に暖簾を掲げた泰明庵です。もともとは鮮魚店で、銀座らしからぬ気取らない雰囲気の店。「あずきはた」という聞きなれない刺身を太田さんは注文します。
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辛味おろしを肴に一杯。「大根おろしだけでお通しを出すお店はないね」と太田さん。元鮮魚店ならではの新鮮な「ぎんぽのてんぷら」にも舌鼓を打ちました。
変化する銀座の中で変わらないもの
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太田さんは田辺さんに、銀座の変化についての思いを尋ねました。「銀座は時代の変化を受け入れながら進化を続けてきました」と田辺さん。「変化は必定だと街の人たちは考えています。でも目に見えないところで変わらないものがあります。それは人と人との付き合い、横のつながりです。だからこそ、泰明庵のような場所が今でも街の集会所のように存在し続けている」と。集会所のよう、という表現に太田さんも頷いていました。
「東京銀座で文化と老舗酒場の味を堪能」まとめ
太田さんは今回の銀ぶらを振り返り、銀座が様々な出来事を乗り越えて進化し続けてきた背景には、銀座の旦那衆の強い結束があり、そこにこの街の真の価値があるのだと気付いたと語りました。
銀座は大人の街。大人の技量や判断力、遊び方を押してくれる銀座の様子は、ぜひ番組で詳しくご覧ください。