由布院の美しい絶景温泉巡り&絶品グルメの旅

由布院の美しい絶景温泉巡り&絶品グルメの旅 紀行

 今回中山秀征さんは、湯の坪街道が通る街として知られる大分は由布院を訪れました。湯布院は、東の軽井沢・西の由布院と称されるリゾート地として知られるほかに、日本有数の温泉地としても非常に有名な観光地です。大分・由布院のメインストリートでもある湯の坪街道を中心として雄大な自然も堪能できる温泉巡り、そしてご当地の絶品グルメを1万歩目指して歩きます。

インスタ映えしそうな可愛い由布院スイーツ

 湯の坪街道は江戸時代からある道ですが、賑わいを見せ始めたのは2000年頃から。700mほどの道には、あらゆる飲食店や土産物店、ギャラリーが立ち並んでいます。中山さんの旅は、大分合同新聞社由布支局長・池田美香さんとともに、この湯の坪街道からスタートします。

湯の坪街道とは、江戸時代からある通りで、近年の景観を守る活動のもと風情ある飲食店や土産物店などが並ぶ街道

 はじめに訪れたのは「鞠智(くくち)」というどら焼きのお店です。中山さんが目をつけたのがモンブランどら焼きで、どら焼きにあん、わらび餅、生クリームを乗せてさらに和栗のクリームと和栗を乗せた、とても贅沢でダイナミックな一品。思わず中山さんは「和栗旬?」というお馴染みのおやじギャグがこぼれてしまいます。

「鞠智(くくち)」に訪れる中山さん

 次に、支局長おすすめのお店「ジャズとようかん」へ。元々音楽や旅にまつわる雑貨を扱ったお店ですが、今大人気となっているグルメが、ピアノの形をした羊羹です。オーナーの知り合いの和菓子屋さんとのコラボで作られた商品です。ジャズ羊羹の味付けはいくつかありますが、中山さんがいただいたのはチョコレート。ドライフルーツの食感とチョコレートの味がしっかりしていて、見た目も味も楽しめる逸品です。

「ジャズとようかん」で羊羹をいただく中山さん

貴重な体験&神秘的な温泉を堪能

 次に訪れたのは由布院の温泉。中でも池田支局長一押しの、地域の皆さんが日常的に通う共同温泉「乙丸温泉館」を訪れます。早朝から営業している温泉で、どなたでも200円で入湯できるリーズナブルな点も魅力で紹介されました。由布院は、いたるところで温泉が湧くエリアで、大きな温泉の源泉を分け合うのではなく、それぞれの宿や地域で温泉を掘ってタンクに貯めて管理しているのが大きな特徴です。無色透明、無味無臭の単純温泉で源泉の温度は56℃と熱めのため、体の芯まで温まることができる温泉です。

共同温泉「乙丸温泉館」

 次に、池田支局長からおすすめされた青い色をした温泉がある「束ノ間」という温泉に、中山さん一人でお出かけします。こちらの「束ノ間」、訪れてみると「ゴー」という轟音と水しぶきが出ていることに中山さんは驚きます。この音と水しぶきは、温泉を突く作業なのだそうです。湯の花が固まって出が悪くなると、突いて取り除くことでパイプの通りを良くしなければならないのです。「束ノ間」では、珍しい青い湯を堪能しました。

「束の間」の青い湯を堪能している中山さん

 青い湯は、沸き出した際は無色透明なのですが、温泉の成分が空気に触れて光を浴びることで青く変化するという非常に神秘的な温泉です。特におすすめの時間は朝オープンした直後です。オープン後は、木々の隙間から見える朝の日の光が湯けむりを照らすことで、幻想的な光景を楽しむことができます。

自然を活かした由布院ならではの温泉宿

 次に訪れたのは「束ノ間」からご紹介いただいた温泉宿「金門坑(きんもんこう)」です。ゆったりとした離れを中心とした宿泊と、四季折々の野菜と豊後水道の早朝水揚げされた鮮魚を扱った料理を同時に堪能できます。

温泉宿「金門坑(きんもんこう)」

 こちらでは、風光明媚な景色を堪能できる貸切湯「い」「ろ」「は」へ特別に入浴させていただくことができました。こちらの泉質は、サラっとした肌触りのナトリウム-塩化物泉が特徴です。自然を活かした造りの宿は、環境を守り続けている由布院ならではです。 

ユニークな足湯で悶絶?!

 その後立ち寄ったのは「ゆふいん夢ひろば」のちょっとした仕掛けのある足湯。古い角質を食べるというドクターフィッシュのいる足湯で、ドクターフィッシュの何ともいえない感触に中山さんは悶絶してしまいます。美容や健康にも良い効果があるということで、中山さんも旅の疲れをしっかりリフレッシュしてゴールを目指します。 

「ゆふいん夢ひろば」の足湯

 そして訪れたのは金鱗湖。温泉が流れ込んだ珍しい湖で、水温は18~21℃のぬるま湯なのが特徴です。高めの水温の影響を受けて、秋から冬の早朝には湖面から霧が立ち上る幻想的な絶景を楽しむことができます。 

金鱗湖

素材を活かしたこだわりの料理を堪能できるお店

 由布院ならではの日本料理が楽しめる「ゆふいん山椒郎」を訪れます。店主は、由布院の温泉宿で料理長を経験した後に、イタリア・ミラノの日本料理店に出向き、その後こちらのお店を開業されたグローバルな方でもあります。目にも鮮やかで美しい「合わせ箱」と呼ばれるお料理は、盛り付けにこだわった一品です。

「ゆふいん山椒郎」の「合わせ箱」

 素材を最も活かせる方法で、それぞれ一品ずつ料理をしているのがこだわりの一つなのだそう。さらに、野菜は常に20種類以上使用されているため、彩りが非常にいいんです。地元・豊後牛のステーキもいただき、舌鼓を打つ中山さんでした。

舌鼓を打つ中山さん

  その後、池田支局長と合流し、おすすめスイーツが味わえる「ゆふいん ときの色」で、湯布院の盆地米を使ったガトーショコラをいただきました。米粉のもちもち食感が魅力のスイーツです。最後には、もう一風呂ということで、店主から山水館という温泉をご紹介いただき、絶景露天風呂のある山水館で由布院の旅を締めくくります。

「由布院の絶景温泉めぐり&絶品グルメ満喫旅!」まとめ

 今回中山さんは、由布院の情報通である地元新聞社の池田支局長とともに、由布院の温泉巡りと絶品グルメの旅を堪能。温泉でも珍しい青い湯や、何ともいえない感触のドクターフィッシュの足湯、そしておいしい絶品グルメや絶品スイーツを楽しみました。由布院にもさまざまな泉質の温泉がありますし、ここでしかいただけない貴重なご当地グルメも豊富ですので、ぜひ足を運ばれてみてはいかがですか。 

中山秀征の楽しく1万歩!街道びより 第16回「由布院の絶景温泉めぐり&絶品グルメ満喫旅!」はBS11+で配信中

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