岩手県の県庁所在地・盛岡。江戸時代から続く奥州街道沿いに位置するこの街は、歴史と文化、そして絶品グルメが詰まった魅力あふれる場所です。そんな盛岡が、なんとアメリカの新聞「ニューヨーク・タイムズ」によって「行くべき52カ所」の一つに選ばれました。今回は、その盛岡の街を歩きながら、グルメや文化、歴史的な建築を巡り、魅力をたっぷりとご紹介します。
ジャズの名店「開運橋のジョニー」

旅のスタート地点は、街のシンボル・開運橋。ここから望む岩手山の雄大な景色は、地元出身の歌人・石川啄木も詠んだほどの美しさです。
まず訪れたのは、ジャズ喫茶「開運橋のジョニー」。店主のジョニーさんとお話しすると、ダジャレがどんどん飛んできます。しかしジョニーさんは日本のジャズ界に貢献し、日本ジャズ音楽協会の功労賞を受賞したすごい人物なのです。

番組ではお孫さんが再取材したという、かわいらしい『Mei’s ニューヨークタイムズ』も紹介されます。ぜひ番組でご視聴ください!
宮沢賢治ゆかりの材木町で美しい建築と文化を堪能

盛岡には、文豪・宮沢賢治ゆかりの場所も多くあります。材木町には、宮沢賢治の童話集『注文の多い料理店』を出版した「光原社」があり、現在は民芸品店として営業。賢治が歩いた通りを散策すると、文学の香りを感じられます。
行列のできる福田パン

続いては、創業昭和23年のコッペパン専門店「福田パン」を訪れました。この店では20種類以上のクリームや惣菜を自由に組み合わせて、自分好みのパンを作ることができます。ふわふわのパンは、初代店主が宮沢賢治から発酵の技術を学び、生み出したこだわりの逸品です。地元の人だけでなく、県外からも多くの人が訪れる大人気店です。
伝統のわんこそばに挑戦!

盛岡の名物といえば、わんこそば。明治40年創業の「東屋」では、江戸時代から続く“そば振る舞い”の文化を体験できます。小分けのそばを次々と食べ進め、最後は蓋を閉めて終了。たくさん食べることだけでなく、店員さんとの掛け合いも醍醐味です。
「ニューヨーク・タイムズ絶賛の街・盛岡を満喫」まとめ
旅の締めくくりは、盛岡城跡公園へ。江戸時代の盛岡藩の城跡を整備した公園で、四季折々の美しい景観が広がります。ニューヨーク・タイムズの記事にも掲載されたこの場所は、紅葉や雪景色など、訪れる時期によって異なる表情を見せてくれます。
街と自然が調和し、歴史的な建造物や伝統文化が息づく盛岡。ニューヨーク・タイムズが「宝石のような街」と評した理由が、歩いてみるとよくわかります。ここで紹介しきれなかった盛岡の魅力はぜひ番組をご覧になってみてください!