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今回は、3/7からBS11の放送とBS11+での配信が始まる中国時代劇「後宮の涙」を紹介させていただきます。
北斉時代の実在した女官・陸令萱をモデルにした作品で、欲望渦巻く宮廷の愛憎劇を堪能ください。
2・3月の恋愛特集に絡めて、今回のテーマは『つらぬく愛』です。
中国時代劇「後宮の涙」ざっくり紹介
チャオ・リーインが素朴で愛らしい。
何事も諦めない、不屈のヒロイン。みんなを魅了して、人を引き付ける天賦の才能。
その才能に嫉妬して敵も多く生まれますが、それ以上に多くの味方を惹きつけます。
あらゆる種類の意地悪がてんこ盛りで、ほとんどがチャオ・リーインに向かっていきます。しかし、そんな思惑を吹き飛ばしながら、味方の力を借りて1つ1つ階段を上っていきます。

ビックリしたのはチェン・シャオです。12年くらい前の作品ですが、今現在のチェン・シャオとほぼ変わらない。年を取らないのか、チェン・シャオ!!!
時空を超えたイケメン。 何があってもチャオ・リーインを一途に愛し続けるところも国宝級。そして、モテモテ。そんなチェン・シャオを中心に女同士のバトルが白熱します。

チャオ・リーインの恋敵の2人、まずは貴妃役のヤン・ロン。とっても意地悪な役ですが、多彩な色使いに見惚れるほど素敵な衣装を見事に着こなし、堂々とした立ち振る舞いに圧倒されます。とにかく衣装に魅了されてください!

同じく恋敵の沈碧役のタン・イーシン。こちらも可愛い顔立ちなのに、自分を正当化する理不尽な振る舞いに呆然。勘違い嫉妬の典型で、ずっとイライラとさせてくれます。終盤まで執着し続ける姿にはゾッとしながらも、1周まわって感心すらしてしまいます。

そんな2人さえ及ばない愛憎の中心人物、ラスボス感満載の皇太后。”腹黒い”を通り越して恐ろしい。画面に映るだけで背筋が伸びる様な圧力を感じます。
皇帝役のキミー・チャオへの寵愛がハンパなく、最後の最後まで物語をかき乱してくれました。
そんな毒親をもったキミ―・チャオですが、何があってもチェン・シャオとの兄弟の絆も深く、この物語の中で一番心が美しく救われました。

昔の作品の楽しみは今活躍中の俳優さんの若い頃が見られるところ。
まずは、ハン・ドン。チャオ・リーインの婚約者役でちらりと出てきます。 今は悪役が多いですが、ここでは気弱な青年役で、スマートな顔立ちは健在。イケメンは目を引きます。

そして、リー・イーシャオ。チェン・シャオの姉役で登場。
意地悪な役をやらせれば右に出る者がいないのでは?と思うくらい、嫌な役をやらせればピカイチ…なのですが、ここでは控え目でした。意地悪よりも上品な美しさが際立っていました。

勧善懲悪でとても分かりやすく、愛憎のドロドロした部分が推進力になり、テンポよく進んでいきます。ラブもナイスタイミングで入ってくるので興味が尽きません。
あの手この手でみんながチャオ・リーインを追い詰めていくので、ずっと陰謀の真っ只中です。そんな中で上り詰めていく姿は圧巻!スカッとします。
3人分の人生を詰め込んだくらい盛りだくさんの内容ですが、チャオ・リーインはたくさんの嫉妬を吹き飛ばして、相思相愛をつらぬけるのか、、、祈るような気持ちでテレビ放送でも配信でも楽しんでくださいね。

一目でわかる相関図はこちら!

中国時代劇「後宮の涙」視聴はこちらから!

