今回のテーマは、“0円堆肥づくり”。
なんと、庭の落ち葉や枝を使って、時間をかけて堆肥に育てていく「バイオネスト」に黒谷友香さんが挑戦します。
使うのは、お庭に落ちている自然素材だけ。
「普段なら捨ててしまうものが、お庭の栄養になるなんて…!」と黒谷さんも興味津々。
エコで、手間がかかって、でもとびきり楽しい。そんな堆肥づくりの世界が始まります。
お庭にあるもので、手作りフレーム!
まずはバイオネストの“枠づくり”。
材料はすべて、黒谷さんの庭にある枝。
まずは太い枝で大枠をつくり、そこに剪定した細い枝を差し込んで補強していきます。
スタッフと力を合わせて、1本1本手作業で組み上げていく過程は、まさに“庭仕事のライブ感”。
DIY好き、自然派ガーデナー必見のシーンが続きます。

枠が完成したら、いよいよ材料を重ねていく工程へ。
ポイントは、「分解に時間がかかるものから順に重ねる」こと。
・一番下に丸太や太めの枝
・その上に落ち葉
・さらに雑草など柔らかい素材
こうして積み重ねたものが、1年かけて“ふかふかの腐葉土”に変身していきます。
「自然の力を信じて、あとは待つだけ」。
だけどその“待つ時間”さえ、黒谷さんにとっては楽しいガーデニングの一部。
バイオネストの周りではしゃぐ黒谷さんの笑顔は、ぜひ映像で!
“名前”をつけることでお庭に命が吹き込まれる
作業の合間、ガーデンデザイナー吉田さんが黒谷さんにひとつの質問を投げかけます。
「この庭に、名前はあるんですか?」
実は、“名前”をつけることは、お庭のコンセプトを定め、愛着を深める第一歩。
黒谷さんがこれからどんな名前を付けるのか――。
ガーデンソイルで出会った“お庭に生きる人たち”
番組後半、舞台は再び長野県・ガーデンソイルへ。
ここは、セレクトショップやカフェが併設された、ガーデンファンの聖地のような場所。
年間約1万人が訪れ、花だけでなく、人との交流や学びを楽しむ空間でもあります。
この庭を25年かけて育てたのが、片岡さんと田口さん。
元は東京でインテリアデザイン事務所を経営していた二人が、自然への憧れから長野に移住。
でも最初は――
「きれいだったのは空と山だけ」。
想像よりもずっと過酷な現実が待っていました。

それでも、諦めずに土を耕し、植物を植え、石を積み…。
その努力を見た近隣の方々が、少しずつ手を貸してくれるように。
気づけば、半年で庭はオープンを迎えたのです。
今では、お客さんがスタッフになるほど人が集う場所に。
苦労の先にある“庭で過ごす小さな幸せ”が、片岡さんと田口さんの原動力です。
お庭づくりに正解はない。「うまくいかない」が面白い
最後に黒谷さんが尋ねます。
「お庭づくりがうまくいかないとき、どうしてますか?」
片岡さんの答えはとてもシンプル。
「全部うまくいくこともないし、全部ダメなこともない。」
そしてこう続けます。
「思い通りにならないからこそ、面白いんです。」
お庭は、人生とよく似ている。
思い通りにならない中で、時折顔を出す小さな喜び。
それが、庭を続ける理由になる。
落ち葉から生まれる新しい命。
思い通りじゃなくても、手間をかけることの楽しさ。
そんなことをそっと教えてくれる第4回、ぜひ映像でご覧ください。
