冬のバイクは寒いし、凍結のリスクなどもあって危険なので、冬場は乗らないという方も少なくありません。そこで、今回はさまざまなゲストをお招きして、冬のバイクの魅力を探っていきます。
冬はバイクに乗る派?乗らない派?
今回のゲストは、バイクライフを楽しんでいるバイク好き芸人のみなさんです。レイザーラモンRGさんは冬こそバリバリ乗りたい派ですが、ノッチ(デンジャラス)さんは寒いので、冬は乗らない派です。福田充徳(チュートリアル)さんは冬は近場派で、近場の温泉で温まるスタイルだそうです。中野真矢さんは近くのカフェに行くくらいなど、やはり冬は近場派でした。平嶋夏海さんは、寒いのが苦手なので冬はバイク乗らない派だと言います。冬はあまりバイクに乗らない芸人さんたちに、冬のバイクの楽しみ方を教えてくれる鉄人が登場します。やってきたのは、日本人で初めてパリ・ダカールラリーを走った鉄人ライダーの賀曽利隆さんです。
冬バイクはチャレンジの季節
賀曽利隆さんいわく、冬のバイクはチャレンジの季節です。寒いのに走っていると汗だくになり、服を脱いだ瞬間が気持ちいいという風変わりな感覚の持ち主です。
最も気持ちがいい瞬間は、峠の頂きだと言います。雪道を走って峠越えをするという冒険的なツーリングができるのが、賀曽利隆さん流の冬バイクの楽しみ方です。
ポケットには何も入れない
北海道の雪道で転倒した際、ポケットに入っていたカメラで衝撃を受け、息ができない状態になった経験があるという賀曽利隆さん。それ以来、季節を問わずポケットには何も入れないというマイルールを設けています。もう1つの注意点はアイスバーンです。特に最初のアイスバーンには気を付けるようにとのことでした。危険なアイスバーンを見極めるポイントは、場数を重ねること。特に最初のアイスバーンに気を付けるべきは、気持ちが油断しているときです。アイスバーンの感覚を知らずに、大丈夫だと走ってしまうのは注意が必要と言います。そして、一番怖いのはミラーバーンです。
ミラーバーンについて気になる方は動画をぜひご視聴ください。普通のアイスバーンより危険なので気を付けましょう。
冬にバイクに乗る際の装備
賀曽利隆さんによれば、冬専用のジャケットは必須です。冬用のグローブ、バイク用のグローブを外した際に手を守る毛糸の手袋、ネックウォーマーも欠かせません。そして、大切なのがビニール袋です。
足が冷えた時にビニール袋に足を入れると、保温効果が期待できると言います。さらに、マップルも欠かせないアイテムです。新聞紙よりも断然保温作用があるというマップルを上半身に装着して、風を凌ぎます。そして、何より重要なのが「我慢」です。寒さが辛い時、自分に「我慢・我慢・我慢」と言い聞かせながら走っているというツワモノです。我慢がピークに達し、コンビニに逃げ込んであったかいコーヒーを飲みながら、自分が頑張ったことに浸るのが達成感を感じる瞬間だと言います。バイク大好き芸人の面々からも、冬におすすめの装備を教えてもらいましたが、電熱系アイテムが人気でした。
今注目の冬におすすめの最新装備も、ランキング形式でご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
第315回「冬のバイクの楽しみ方 前編」まとめ
日本人で初めてパリ・ダカールラリーを走った賀曽利隆さんは、さすが鉄人ライダーと呼ばれているだけあり、普通のライダーには真似するのが難しいような、チャレンジ精神と我慢が冬バイクの乗り方のポイントでした。冬バイクの装備としておすすめの最新アイテムをランキング形式で5つご紹介していますので、 ぜひチェックしてください。