セット数は1000以上!映画のような壮大なスケールで描く中国時代劇「驪妃(りひ)-The Song of Glory-」

ドラマ

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4・5月の「愛憎・復讐劇」特集も残り2作品となりました。なかなかハード内容が多いですが、人気のジャンルですので、ぜひ楽しんでいただければと思います。
今週は中国時代劇「驪妃(りひ)-The Song of Glory-」を紹介します。
この作品は愛憎劇ではありますが、ラブラインもしっかり描かれているので、「愛憎」の「愛」の部分を強く感じることのできる作品です。

内容紹介

こんなに戦う妃を初めてみました…とにかく強い!カッコいい!
実在した南北朝の宋、初代皇帝・武帝劉裕(りゅうゆう)の息子たちの後継者争いを軸に、刺激的なフィクションを交え描いた大型ラブ史劇。
中国時代劇『王女未央-BIOU-』のスタッフが再び集結!!

最初から復讐が描かれていて、さらに冒頭からリー・チンの妖艶な美しさが全開です。引き込まれるしか選択肢がありません。リー・チンは強さも兼ね備えたヒロインで、アクションシーンは特に美しい。刺客として育てられ、幼い時にチン・ハオに両親を殺された過去を背負っています。

そのリー・チンの仇であるチン・ハオは病弱なふりで相手を出し抜こうと画策中の殿下。とはいえ、清廉で正義感の強い役柄で、凛とした佇まいはオーラを感じます。
時代劇が初めてとは思えない、堂々とした立ち居振る舞いは貫禄十分。彼もまたリー・チン同様にとても強いです。

2人はお互いの素性を知らぬまま、偶然の出会いを繰り返しながら気持ちを重ねていきます。最初2人は反発しているのですが、何故か初対面から阿吽の呼吸で微笑ましい。ですので、惹かれあうのも時間の問題だよねーっとニヤニヤと見てください。

そんな最強カップルの共通の敵が、チー・ジー演じる陸遠。そして、常に足を引っ張り続ける沈楽清役にグアン・シュエイン。最悪なことにこの2人が手を組むんですよ。
2人は最初から最後まで悪人で、2人がいることで愛憎劇が成り立っているのですが、画面を殴りたくなるくらい腹立たしい。残念なことに、そんな2人を超える悪党がまだまだ出てきます。

平凡な幸せを手に入れるってこんなに大変なことなのでしょうか?というくらい、次から次へと何かが起きています。ずっとスピード感のある展開ですが、後半の輿入れ後はさらにハラハラドキドキの連続で愛憎だけでなく、後継者争いも絡んできて、目が離せません!妬みや恨みに、毒に、心の喪失に…なかなか幸せな2人を拝むことが出来ないもどかしさを感じながら、気が付けばのめりこんでいます。

ここにも今や売れっ子の俳優さんが脇役で出演、婉役のティエン・シーウェイ。
まだあどけなさの残る顔立ちで、昔も今もえくぼがかわいい。愛憎劇の真っ只中で、純真無垢な可愛らしさがとても尊いのですが、彼女もまた運命の渦に巻き込まれていきます…とっても悲しい。

空間を広く活かしたセットは時代劇では珍しく「スタイリッシュ」という言葉がぴったり。冒頭にも書きましたが、1000を超えるセットが制作され、どれも上質で華やかで圧巻の古典美を感じます。そんな豪華なセットに目を奪われながら、本当の黒幕は誰なのか?謎解きも楽しんでくださいね。

一目でわかる相関図はこちら!

「驪妃(りひ)-The Song of Glory-」視聴はこちらから

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