今回の「中山秀征の楽しく1万歩!街道びより」は、松山城の外堀にある、土佐街道の起点「松山札の辻」からスタートです。松山城の絶景や、絶品の松山グルメを満喫しながら、日本最古の温泉と伝えられる道後温泉を目指します。
鯛料理を満喫できる愛媛の三味一鯛・朝食ビュッフェ
最初に訪れたのは、ホテルにある「瀬戸内バル ラ・テラッツァ」で、3種類の鯛料理が楽しめる「愛媛の三味一鯛・朝食ビュッフェ」をいただきます。愛媛県は鯛の生産量が日本一で、鯛めしをはじめ、さまざまな鯛料理を楽しむ事ができます。
同じ愛媛県内でも、地域によって鯛めしの作り方や味わい方が違うのだそうです。南予の鯛めしは、鯛のお刺身を使う漁師飯風で、出汁・生卵などをご飯にかけ、よく混ぜていただきます。
松山を中心とした地方の鯛めしは、鯛の炊き込みご飯です。お店オリジナルメニュー、鯛のカツをコッペパンに挟んだ「伊予の鯛カツっぺサンド」も楽しめました。松山の地には、夏目漱石ゆかりの和菓子も揃っているので、ぜひ訪れて買ってみてください。
松山城に向かうロープウェイ乗り場へ
松山城に向かうためロープウェイ乗り場を目指している途中で、狸を祀っている場所を見つけました。四国では多くの狸伝説があり、商売繁盛・安産・縁結びなどさまざまな願かけがされるそうです。
散策中に飛び込んできたのは、開店を待つ長い行列です。「霧の森菓子工房」では、金賞を受賞した新宮茶を使ったスイーツが販売されています。通信販売では手に入らないほどの人気で、幻のスイーツと話題の「霧の森大福」はすぐに売り切れてしまうので、開店待ちの行列ができます。抹茶をたっぷり練り込んだ大福もちに、あんこや生クリームが入った四層構造になった逸品です。新宮茶とともに、おいしくいただきました。
続いて、訪れたのは愛媛県産の食材で作られた缶詰を集めたお店です。4種類の「鯛だしごはんの缶詰」に、好きな具材の缶詰を組み合わせることで、鯛めしのバリエーションを楽しめます。秀さんも興味津々でした。
いよいよ松山城の天守を目指して
松山城の天守が見えていますが、まっすぐに進んでも天守には辿り着けません。攻めてきた敵を崖に誘い込む罠になっているのです。このような罠が城内の至るところに張り巡らされているため、松山城は難攻不落の城と呼ばれています。実際には一度も攻め込まれたことはなく、備えあれば憂いなしの状態でした。
築城から400年を超え、国の重要文化財にも指定されている松山城。天守内部も当時のままの姿が残されています。
松山名物の鍋焼きうどんでランチ
ガイドの大西さんが教えてくれた、本丸広場にあるお休みどころ「城山荘」で、鍋焼きうどんをいただきました。甘めの味付けが松山の定番だと言います。戦後の食糧難の時代、当時貴重だった甘い味付けのうどんを提供したことが始まりで、徐々に広まったのだそう。やわらかめの優しいおうどんを楽しみました。
道後温泉近くでみかんグルメを楽しむ
道後温泉に向かう途中で「元祖みかんおにぎり」の店に遭遇します。日本有数のみかんの産地・愛媛県では、学校給食にも「みかんご飯」が出るのだそうです。みかんジュースで炊いたご飯に、鶏肉などの具を入れて握ったおにぎりをいただきました。「丸ごとみかんチーズケエキ」や「みかんジュースお試し3種セット」、みかんが丸ごとプリンの上に浮かぶ「道後ぷりん」などもご紹介していますので、ぜひ番組でチェックしてください。
道後温泉本館は現在リニューアル工事中ですが、再開後にぜひもう一度訪れてみたいものです。
「愛媛松山・いで湯と城と絶品グルメ満喫旅!」のまとめ
夏目漱石ゆかりの地でもある愛媛で、鯛めしや鍋焼きうどん、松山豚のハンバーグや地元名物のみかんグルメなどを堪能しました。気になる愛媛グルメがある方は、ぜひ番組をご覧ください。