（C）Artists Studio 2014
新たに始まりました！
BS11+では「視聴ランキング」を掲載していますが、とても良い作品でいつも上位にはきているけど、ランクインを逃している作品を「惜しくもランク外」と題して、今年から月に1回紹介させていただきます。今後の視聴の参考にしてくださいね。
「THE FALL 警視ステラ・ギブソン」ざっくり内容
最初から犯人が分かりながら、時間軸が同じで刑事側と犯人側の視点で描かれています。ですので、謎解き・犯人捜しのミステリーではなく、殺人し続ける犯人を追い詰めていく刑事の図式で物語は進んでいきます。
シーズン1は普通の日常から始まります。犯人も家族がいて、普段通りに生活していて、その延長上に犯罪があり、日常の一コマという感じです。怖いくらいに淡々と進んでいきます。犯人のジェイミー・ドーナンがほぼ表情がなく、心のうちが読めないので、終始不気味。ゾッとします。その静けさと非道ぶりがあまりにも対照的なのに馴染みすぎていて、、、面食らうけれども先が気になって仕方ありません。
シーズン2は刑事ジリアン・アンダーソンと犯人ジェイミー・ドーナンの心理戦を中心に描かれていて、ジリアン・アンダーソンの粘り強さで少しずつ犯人に近づいていきます。彼女のプロファイリングに沿って犯人像が形付けられ、そこに犯人を重ねながらストーリーを追っていくので興味深い。辛くなるくらいに詳細に犯人の心の闇を描いています。 ジリアン・アンダーソンが事件の真相を１つ１つ丁寧に紐解いていきますが、刑事側も一筋縄でいかないことが多く、また犯人周りでも小さな疑問が大きな疑惑へと変化していき、ハラハラ・ドキドキと物語を盛り上げます。
とにかくジェイミー・ドーナンの役作りがすごいのです。
シーズン1～3と彼の置かれる立場によって表情も変化していくのですが、どこか人相さえも変わったように感じるくらいの気迫の演技！
そこにジリアン・アンダーソンのストイックさも加わり引き付けます。
この作品は犯人が捕まって終わりではなく、その先に一波乱も二波乱も待っています。いったいどんなゴールが待っているのか。シーズン3で完結しますので、完走してくださいね。
視聴はこちらから！
ヨーロッパミステリー「THE FALL 警視ステラ・ギブソン シーズン1・2・3」
