奈良を思う存分堪能!中山秀征の楽しく1万歩!街道びより 第17回「世界遺産の街・『奈良』発祥のグルメを満喫!

奈良を思う存分堪能!中山秀征の楽しく1万歩!街道びより 第17回「世界遺産の街・『奈良』発祥のグルメを満喫! 紀行

 第17回を迎えた「中山秀征の楽しく1万歩!街道びより」で訪れたのは、世界遺産の街、奈良です。奈良発祥のグルメを満喫する旅に出かけましょう。

奈良県奈良市とは

 今回、中山秀征さんが訪れたのは、奈良街道が通る街、奈良県奈良市です。奈良街道は共に都として栄えた奈良と京都を結ぶ道のことです。かつては、商人や旅人の往来で賑わい、茶屋や宿場が多く立ち並んでいました。奈良は奈良時代に日本の都として栄え、聖徳太子が創建したとされる法隆寺、廬舎那仏が鎮座する東大寺や奈良時代に建立された春日大社など、歴史的建造物が大切に保存されており、まさに世界遺産の街です。

奈良街道とは京都と奈良を結ぶ街道のことで、商人や旅人の往来で賑わっていた

 奈良というと古いお寺などの方が有名で、京都ほどグルメのイメージがないかもしれません。
ですが、古い歴史を持ち、都として栄えてきた奈良は、日本のさまざまな食と文化の発祥の地でもあります。たとえば、奈良は素麺やかき氷、茶がゆなどの発祥の地と言われています。1200年の歴史を持つ奈良筆も有名です。今回はこうした奈良発祥のグルメや文化を満喫していきます。

 今回の出発地点は奈良県庁です。歴史的な建物が多い奈良県奈良市では、景観を保つために高い建物を建てることが条例で規制されています。そんな奈良市にあって、奈良の街を高いところから一望できるのが奈良県庁6階の屋上広場です。興福寺の五重塔など奈良市内の絶景を楽しんだ後は、いよいよ市内へと散策スタートです。

柿の葉茶と柿かき氷

 早速見つけたのは、奈良の特産物でもある柿にまつわるお店です。奈良県庁の目の前にある柿の葉茶の専門店SOUSUKEでは、まず柿の葉茶をいただきました。柿の葉茶はカフェインが含まれておらず、体を温めてくれるので、夜寝る前などにもおすすめです。柿の葉茶はビタミンが豊富で、美容や健康にいいとされ、奈良では古くから親しまれてきました。奈良県は全国2位の柿の生産量を誇っています。

奈良の名産品 柿の茶葉をいただく中山さん

 柿の葉茶で体が温まったところで、今度は奈良名産の柿を使った特製のかき氷をいただきます。かき氷の原点となった氷食文化は、実は奈良発祥だということです。平安時代に書かれた清少納言の枕草子には、かき氷の名が登場しますが、それより前に奈良の天理市にある氷室神社で冬に池の氷を保管し、夏になると平城京に献上していたと伝えられています。特製のかき氷SOUSUKEは、柿の葉茶を使ったシロップと完熟した柿がトッピングされ、たっぷり乗せられたふわふわのチーズクリームとの相性が抜群です。

高速餅つきにチャレンジ

 奈良町方面に向かい、もちいどのセンター街を散策します。餅食殿と書いて、「もちいどの」と読みます。中谷堂を訪れた中山秀征さんは、高速餅つきにチャレンジさせてもらいました。
商店街の名物だという高速餅つきは、単なるパフォーマンスではなく、高速でついて空気をたっぷり含ませることで、お餅がふんわり柔らかく仕上がると言います。頑張ったところで、つきたてのよもぎ餅をほおばります。

商店街の名物 高速餅つきにチャレンジ

 練り物の専門店である明治34年(1901年)創業の老舗、魚万本店では、人気沸騰中、新感覚のバターポテト風味のさつま揚げをいただきます。魚のすり身とジャガイモを合わせたものを春巻きの皮で包んで揚げた、スティックタイプのワンハンドグルメで、食べ歩きできるのも魅力です。揚げたてをほおばった中山秀征さんは、そのホクホクとした食感と風味を絶賛していました。練り物をもっと気軽に親しんでほしいと店主が考案したカップに入った一口サイズのさつま揚げ、トリュフチョコ仕立ての練り物などもあり、観光客に人気です。

庚申さんの魔除けのお守り

 続いて、古い街並みが残るなかまちへと散策していきます。街を歩いて行くと、見慣れない人形が釣り下がっていました。これは、庚申さんの魔除けのお守りといって、サルの形をした人形の背中に願い事を書いて吊るすと願いが叶い、厄除けになるという言い伝えがあります。これも奈良の文化の一つです。

 日本に筆が中国から伝わったのは1200年前のことで、それに基づき初めて日本で作られたのが奈良筆です。奈良筆の工房を営む奈良筆田中では、伝統工芸士の田中さんが山羊や馬、狸、ムササビなどの毛を用いた筆を手作りしています。いくつかの毛をブレンドする練り混ぜ法という伝統技術を用いて仕上げるのが奈良筆の特徴です。それぞれ硬さなど書き味が異なるので、試し書きをして、好みの筆を選ぶのがおすすめです。
数々の書展で入選歴もある中山秀征さんは、山羊と馬の毛をブレンドした筆が気に入り購入しました。

奈良発祥の素麺でランチ

 なかまちで見つけた素麺専門店でランチをいただくことになりました。1300年ほど前に中国から伝わった索餅(さくべい)という小麦粉を使ったお菓子がルーツで、素麺の名産地として知られる奈良の三輪で日本初の素麺が作られたと伝わっています。こちらのお店では、伝統の素麺をフレンチにアレンジした創作素麺がいただけます。鯛のアラをじっくり煮込んだ、濃厚な鯛だしを使った温かい素麺をいただきました。ふわふわの鯛のつみれも絶品でした。

発祥の地でいただくフレンチそうめん

 昔ながらの街並みが残る奈良町を散策し、茶がゆの暖簾につられてお店に入ります。昭和38年創業の塔の茶屋で、郷土料理の茶がゆが楽しめる「茶がゆ弁当」をいただきました。奈良では、茶がゆが1200年以上も前から食べられていたと伝えられています。一般的な茶がゆはほうじ茶で炊きますが、塔の茶屋では煎茶で炊いているため、お茶のほのかな苦味とお米の甘味が口の中に広がっていきます。

奈良発祥の和菓子をコースで

 続いて、町家を改修して営む和菓子店の萬御菓子誂處樫舎を訪れました。お寿司屋さんのようなカウンターで、和菓子をコース仕立てでいただきます。生菓子と干菓子など4種類の和菓子がいただけるのが魅力です。きな粉を固めただけなのに崩れず、濃厚な和菓子や奈良が発祥とされる餡を包んだ饅頭から生み出されたつばき餅を堪能できます。その場で作られるので、お菓子づくりの技法も目の前で楽しむことができるだけでなく、素材の大切さなども学べる優雅な時間でした。

 ゴールに向かう途中で、明治17年創業の老舗の酒蔵、今西清兵衛商店に立ち寄りました。日本酒の原型となる清酒は、奈良の正暦寺が発祥と言われています。お土産として、純米超辛口のスッキリとした日本酒を購入しました。そして、いよいよゴールは奈良の絶景ポイントと言われる浮見堂です。

「世界遺産の街・『奈良』発祥のグルメを満喫!」まとめ

 中山秀征の楽しく1万歩!街道びよりの17回目では、世界遺産の街・奈良発祥のグルメを満喫しました。奈良名産の柿を使った柿の葉茶や、奈良が発祥と言われる氷食グルメとして柿を使った和洋折衷テイストのかき氷を筆頭に、1200年の歴史を持つ茶がゆや鯛ダシでいただく温かい素麺、つきたてのよもぎ餅、和菓子のコース、キリリとした辛口の日本酒などもおすすめです。老舗店も多いですが、新たなグルメの発信に取り組んでいるのも魅力です。バターポテトさつま揚げは中山秀征さんも絶賛の味でした。

中山秀征の楽しく1万歩!街道びより 第17回「世界遺産の街・『奈良』発祥のグルメを満喫!」はBS11+で配信中

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