居酒屋を愛する太田和彦さんが、今回は東海道の真ん中、静岡市を訪れました。旅の目的は名物・静岡おでんと、地元ならではの海鮮料理を堪能すること。何度も訪れている静岡の街を、改めてじっくりと味わい尽くすふらり旅が始まります。
茶畑を望む絶景体験「日本平ホテル」

旅の始まりは、日本平で体験できる”全景の茶の間”。ここでは茶畑と静岡市街を一望できる貸切の特別な空間が用意されており、地元のお茶とともにゆったりと景色を楽しめます。晴天に恵まれたこの日、太田さんは「こんなにいい形で見られるのは奇跡的」と感動しきり。静岡ならではの絶景と美味しいお茶に心を癒されていました。
昭和の香り漂う「青葉おでん街」

続いて向かったのは、昭和の面影を色濃く残す青葉おでん街。訪れたのは、おでん店「幸多路」。かつて常連客だった黒田利子さんが先代女将の遺志を継ぎ、店を守っています。

おでんの出汁は鰹節と昆布のみ。砂糖や塩は一切加えないシンプルさが特徴です。黒はんぺんや”ふわ(牛の肺)”、ボローニャソーセージなど、静岡ならではの具材が鍋で煮込まれます。

やかんで燗をした地酒とともに味わう静岡おでんに、太田さんも「豊かな気持ちになれる」としみじみ。店の人情味にも触れ、心温まるひとときを過ごしました。
家族の温もり溢れる「大石商店」

日も暮れ、旅の最後に向かったのは鮮魚店であり居酒屋でもある「大石商店」。以前訪れた際に出会った子どもたちが成長していたことに太田さんは感慨深げ。「親戚の家に来たようだ」と嬉しそうに再会を喜びます。

名物は、大トロを煮汁で仕上げた「まぐろのハラモ煮」。さっと湯通しされたマグロの脂が程よく落ち、旨味がぎゅっと凝縮された逸品です。地元の純米酒とともに味わう海の幸に、太田さんも「150回旅してきた中でも特別な店」と絶賛していました。
「静岡市で名物おでんと海鮮酒場を満喫」まとめ
静岡の人々の温かさ、美しい自然、そして絶品料理に触れた今回の旅。太田さんは「また来ます」とふらり旅を締めくくりました。紹介しきれなかった素敵なエピソードもたくさんあります。ぜひ、番組をご視聴ください!